会長・代表理事 井口 武雄
日本が持続可能な経済成長を実現するためには、アジア諸国とともに発展することが不可欠です。今日急速に拡大しつつある日本企業のベトナム国での事業展開はもとより、ベトナム国自体が課題とする工業国への発展、特に産業の競争力強化、インフラ整備、すそ野産業育成等には、各分野の経営者、技術者・専門家等幅広い資本の蓄積がなければなりません。
ベトナム青年技能実習事業は、外国人技能実習制度を活用し専門技術者と職人の育成を図ることにより、本邦企業のアジア展開と企業がベトナムで直面している専門人材不足に資するものです。 技能実習監理団体事業、特定技能就労者支援事業等につきまして、ご関係の皆様のご支援とご協力をお願いいたします。
代表理事 吉田 允昭
JVEFは、日本とベトナムが真のパートナーとなり、緊密な協力関係を築き、互いに繁栄していくことを目指し、2010年に設立されました。まずは、人材の教育、育成を事業の柱として日越大学構想を推進してまいりましたが、日越大学構想は国家事業として進められ、2016年9月に大学院が、2020年10月に学部が開講しました。JVEFの理事である古田元夫氏が日越大学の学長として活躍中です。
日本は熟練技術者や職人不足そして中小企業の事業継承問題に直面しております。一方、ベトナムにおいても熟練技術者や職人不足が問題化しており、ベトナム国から高度人材育成の養成を強く要請されております。こういった環境下、JVEFは2018年7月に外国人技能実習制度の監理団体の許可を頂き監理団体業務を開始し、現在この活動に注力しております。実習期間中の技能実習生および受入企業様のお役に立つのみならず、本国に戻った実習生が日本で学んだ技術を本国で生かし、ひいては日本に還元してくれるような仕組みを作ることも念頭に置き業務に励んでおります。事業実施に際しては、長年優秀な人材を多く育成し、日本に送り出してきたベトナムのESUHAI社(本社ホーチミン市。KAIZEN吉田スクールを運営)と密接に連携しております。
また、2019年4月には特定技能制度の下で働く外国人材の支援をすべく、特定技能登録支援機関として登録しました。 今後とも、技能実習制度の監理団体、そして特定技能制度の登録支援機関として日越の人材の橋渡し役を務め、優秀な材の育成、支援を行っていく所存です。 皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。