鉄道車両整備(職種)走行装置検修・解ぎ装(作業)及び同空気装置検修・解ぎ装(作業)が技能実習リストに追加されました(2022年4月)

ベトナムでは、2021年11月、ハノイ市でベトナム初の都市鉄道(ハノイ・メトロ)カットリンーハドン線の運行が開始されました。ハノイ市では、2025年迄に新たな3路線(5号線、3号線及び1号線)の着工を目指すと伝えられています。5号線(バンカオーホアラック間)の終点であるホアラックは、日越大学が設置されているベトナム国家大学ハノイ校の広大な新キャンパスが日本のODAを受けながら整備されつつあります。東京メトロ社など本邦企業は、JICAの支援を受けながら鉄道人材支援の育成等各般の協力を行っています。
ホーチミン市でも、日本のODAを受けながら、2023年中の都市鉄道1号線(ベンタインースオイティエン間)の運行開始に向け準備が進んでおり、本邦企業製車両の搬入等が進んでいるところです。

2022年4月25日、技能実習リストに追加された標記職種・2作業は、①走行装置検修・解ぎ装(作業)とは、鉄道車両整備の定期検査・修繕のうち、オーバーホールを行う工場における、走行装置の解装、機器検修作業、ぎ装作業を、また、②空気装置検修・解ぎ装(作業)とは、鉄道車両整備の定期検査・修繕のうち、オーバーホールを行う工場における、空気装置の解装作業、機器検修作業、ぎ装作業です。関連業務・周辺業務としては、①車体検修作業、②走行装置(あるいは、空気装置)以外の装置の解ぎ装作業、③走行装置に付属する(あるいは、圧力空気を使用する)装置の機器検修作業、④車両改造作業があります。